概要
この記事では、Unreal Engine 5 (UE5) または Play in Editor (PIE) が重い場合の対策方法を紹介します。以下の対策を行うことで、エディタのパフォーマンスを向上させることができます。
参考資料
- 動画:How to Fix Lag and Optimize UE5 For Your PC - Unreal Engine 5 Tutorial
- 動画:How to increase Unreal engine 5 Frame rate and have more FPS in the editor
- 動画:Fix Unreal Engine 5 LAG - Step By Step Solutions For Better Performance
環境
- Unreal Engine 5.4
- Windows 11 Pro
本編
UE エディタで FPS を表示する方法を紹介します
- エディタの環境設定を開く
- 「一般」->「パフォーマンス」
- 「エディタのパフォーマンス」->「フレームレートとメモリの表示」をチェック
これにより、下図のようにエディター内で FPS が表示されるようになります。
次に、以下の対策方法を紹介します。
エンジンの拡張機能設定を下げる
エンジン内のクォリティーを下げることで、UE の動作が速くなります。 設定方法は下図になります。
「バックグラウンドの処理により少ない CPU を使用」をオフにする
「エディターの環境設定」->「一般」->「パフォーマンス」->「エディタのパフォーマンス」-> 「バックグラウンドの処理により少ない CPU を使用」をオフにします。
Lumen の設定を無効にする
「プロジェクト設定」->「lumen」を検索->下図二つの設定を「None」に設定します。
仮想メモリ(Virtual Memory)のサイズを指定
プロジェクトが保存されているドライブの仮想メモリサイズを増やすことで、UE のパフォーマンスが向上します。特に大規模なオープンワールドプロジェクトには 100GB 以上の設定が推奨です。
設定方法:
- Windows 設定
- システム
- バージョン情報
- システム詳細設定
- パフォーマンス
- 設定
- 仮想メモリ
- 変更
- 「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」をチェックを外す
- プロジェクトに保存しているドライブを選択
- カスタムサイズを指定(例:128GB)
- 設定を押す
- OK
まとめ
これらの対策を実施することで、Unreal Engine 5 のパフォーマンスを改善し、より快適な開発環境を実現できます。